少女は会長様♡
苛立ちまぎれに窓を開けると強い風が吹き込んできた。


バサバサと朱鳥の長い髪が翻り、水蓮の衣装の袂がはためく。




「……黒い影。なんのことか確かめる必要がありそうね」


剣呑に眉をひそめる。


ノーマル達に危害が及ぶのなら、クラーンとして阻止しなければいけない。


レーヴだけでなく神王もからんできたからには、輝夜たちだけじゃなく陣太にも報告した方がいいだろう。




早めに占師に黒い影とやらを特定してもらわなければ。

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