スキというコトバ
1章〜嬉言〜
出会い
***
まだ肌寒い桜の舞う頃...
私は中学2年生に進級した。
「心優おはよーっ!」
「あ、莉奈おはよっ!久しぶりだねっ」
莉奈は私の親友。
可愛くてスタイル抜群なの。
私と言ったら、、、
なんの取り柄もないただの女子中学生。
はーぁ。
私にもなんか光る物があれば、、、。
「心優ークラス発表見にいこっ」
「あ、うん!今年も一緒がいいね〜!」
えっと、笹木心優は〜、、、と
あったぁ‼︎3組かぁ。
莉奈は、、、
「私も3組だぁ!!やったぁ!今年も一緒!」
「本当だ!よかった〜。今年もよろしくね!」
「早く教室いこっ」
「あ、うん!」