スキというコトバ
「そうそう、昨日ね、...」
ガラガラガラ...
「ほら、席に着け〜。」
「ヤバッ!じゃあまた後でね!」
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「莉奈ー、で、さっきの話は?」
「そうそう、昨日優とデートしたのー、そしたらね、ほらっ!」
莉奈は制服を捲って自分の左腕を見せた。
そこにはピンクとシルバーのリボンがついた可愛らしいブレスレットが大事そうに身につけられていた。
思わず見惚れてしまうほどの可愛さだった。
「うわっ!ちょー可愛い♡なになに?優に買ってもらったの?」
「そうそう、私がアクセサリーショップのショーケースを見ててね、可愛いなーって思ってたけど、高かったから諦めたんだ。そしたら優が『トイレいってくる』って言ったから待ってたの。そしたらなんと買って来てくれてたの!」