スキというコトバ
後は、由紀に選んでもらったブルーのストールをまとって。



よし、こんなもんだな。







**


ブルルルルル…



ちょっと早かったかな。


ピーンポーン


『はーい』


「俺だけど。」


『あ、昌樹?今行きまーす。」


ガチャリ。


ドアの先には愛しい由紀の笑顔が。


「昌樹、早かったね?ささ、上がって。」


「いや、もう行こうぜ?」


早く手を繋ぎたいあまり、急がせる。


「えー?じゃ、ちょっと待ってて。すぐ行くから。」

「おう。」


車の中で由紀を待つ。


「お待たせー!遅れてごめんね?」


「まったく。こーしてやる。」


チュッ…


不意打ちのキス。


「なっっ!!」








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