スキというコトバ
由紀は顔を真っ赤に染めて照れている。


「遅れた仕返しっ♪」

それは半分ウソ。


謝ってる顔が可愛すぎてキスしたくなっただけ。


「さ、ショッピングモールにでも行くとするか。」


「やったー!早くいこっ!」




ブロロロロ…



車が多い道を走る。


「昌樹、新しい職場どう?」


「そうだな。大変だけど、可愛い生徒ばっかりだから充実してる。由紀は?」


「私もうまくやってるよ。毎日パンに囲まれて幸せっ。」


そうだ、由紀はパン屋で働いてるんだったな。


町はずれにある小さなパン屋。


充実しているようでよかった。



**

「着いたぞ。」


この町一番人で賑わうショッピングモール。












< 34 / 46 >

この作品をシェア

pagetop