仕事しなさい!
「倫子さんにキスを教えたのは俺だから。……倫子さんを自由にする権利があるのは今のところ俺だけ」


私は顔が真っ赤になるのを感じる。
須賀くんの攻撃は止まない。
舌が、歯が、
私の耳朶をもてあそぶ。


「あー、このまま倫子さんの初めては全部もらっちゃいたい。他の男にやるなんて、勿体無さ過ぎる」


「やめて……須賀くん……」


須賀くんの手が、私の腰をさする。
そのままヒップラインにいくのは時間の問題だ。


「他の男に盗られたら、俺、我慢できないだろうな。倫子さんのこと、さらって監禁しちゃうかも。それで、俺のでしかイケない身体に改造しちゃうんだ」


そう言ってクスクス笑う。
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