仕事しなさい!
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「おうちデートをしましょう」
そんな須賀くんの誘いを断れなかったのは、私自身、彼との日々に慣れたせいもあった。
外であちこち遊んで回るのも楽しいけれど、家でまったりな時間を彼と過ごしてみてもいいかもしれない。
そんな風に思ったのだ。
キスくらいはされるかもしれないけど、
まあ、キスくらいなら……。
彼限定だけど。
その日は午前10時に私の最寄り駅で待ち合わせた。
須賀くんの指示で一番大きなスーパーに立ち寄る。
「今日のお昼は俺が作りますからね」
須賀くんはカゴを手に、胸を叩いて見せた。
そういえば、以前の飲みの席でそんなことを言ってたね。