仕事しなさい!
私は彼の胸を押し返しながら、顔を見上げた。
何を言ってるんだろう、この子は。
須賀くんは追い詰められたような微笑を浮かべている。


「これから、あなたを抱きます。全部、俺のものにする。もちろん、責任もとります。俺のお嫁さんになってください」


「……バカじゃないの?」


「バカでしょ?でも、俺本気なんです。ここ何日か、どうやったらあなたを失なわずに済むか、そればかり考えてた。
簡単ですよ。あなたのバージンをもらっちゃえばいいんだ。あなたはあの晩、『エッチしないでよかった』なんて言ってたけど、俺はしなかったことを死ぬほど後悔しました。
だって、あなたは真面目だから!
一度でもヤッて情がわいたら、俺のこと切れなくなるでしょう?」


言うなり須賀くんが私を畳に引き倒した。
無理矢理唇を奪われる。
歯列を割って熱い舌が侵入してくる。
私の内側をかき回す。

乱暴な手が私の身体を撫で回す。
ワンピースの裾をたくしあげられ、脚を閉じられないように腿を膝の間にねじ込まれた。
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