仕事しなさい!
「須賀渡っていうの。私の好きな人」
真横から須賀くんが飛び付いてきた。
私を乱暴なくらい抱き締める強い腕。
彼の体温。
「……じゃあ、ささーって身ぃ引かなきゃ、俺」
「ぜひ、そうして。それから先は、ずっと一緒にいて」
須賀くんが私の首筋に顔を埋める。
どんどん強くなる抱擁。
彼の全身が私を愛していると叫んでいた。
「須賀くん、大好き。
責任とってくれる?こんなに好きにさせた責任」
「はい……!倫子さんの一生、責任とらせてください。
大好きです……愛してます!」
須賀くんの抱擁に応えようと、身体をどうにか向かい合わせにする。
あっという間に、須賀くんの唇が私の唇に重なった。