仕事しなさい!
驚く私の唇をキスでふさぎ、彼は私のコートを開いた。
私の私服は大人しめなレースシャツにカーディガン、膝丈のペンシルスカート。
こんなの脱がせてくださいってくらい難易度低い服じゃない!

案の定、須賀くんは私の唇を丹念に味わいながら、器用にカーディガンとシャツの前を開けていく。

私は必死に彼の手を押し留めようとするけれど、酔いと恐怖で力が入らない。


「んーっ!んんーっ!」


キスから逃れようと首を振り、唇が束の間空気に触れる。
しかし、相手は百戦錬磨だ。
あっという間に唇は彼の虜囚に逆戻り。

どころか、須賀くんの右手が開かれた私の襟から中に入ってきた。

ブラジャーの上からバストを触る手。

信じらんない。

酔ってる女の子には何もしないとか言っておいて、
めちゃくちゃヤル気じゃん!!
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