仕事しなさい!
唇をほんの少し離して、須賀くんがささやいた。


「ははっ、やっぱ着やせしますね。Dカップよりあるかな」


「……やめてよ」


「やめませんよ。倫子さんのペースだと、いつまでも身体は試してくれなさそうだから。今夜はたっぷり俺を試乗してみて?」


「やだっ……たら」


須賀くんの唇が私のアゴに移動し、そこから鎖骨までつーっと舌が這った。

感じたことのない刺激に、私は身体を硬直させる。

首筋、鎖骨、彼の唇と舌が動きまわる。

右手は布の上からだけど、私の胸の突起を弄んでいる。



やめて!

私は叫びたかった。

やめて!
お願い!

これじゃ、レイプだよ!?

やめて!
こんなことやめて!

駄目だ、言葉が出てこない。

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