仕事しなさい!
「わーかりましたよ!そこまでいやがられちゃできません!今夜は何もしませんから、どうぞ寝てください!」


やけっぱち。
そんな声音で言うと、須賀くんは私の上から退いた。
そのまま、踵を返す。


「風呂行ってきます!」


私はシャツの前を合わせ、シワになるのを覚悟でベッドに入った。

シャワールームからはいつまでも水音が聞こえ、須賀くんはなかなか戻らない。

酔いと大泣きした疲れだろう。
いつしか、私は眠りに落ちていた。
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