仕事しなさい!
「ありがとうございます。今度、またひとりで来ちゃうかも」
「えー、その時は俺を誘ってよ。社内に居ればさ」
「え……あはは」
「ここ、夜は飲み屋なんだ。つまみも旨いから、夜のお誘いでもいいよ」
藤堂さんは邪気なく言う。
モテ男さんって、こうやって無意識に相手を懐に入れちゃうんだな。
うまいっていうか、すごいっていうか。
私がミラクル未経験女子じゃなかったら、「あ、イイ感じ。今度は夜も誘っちゃおうかな。飲みも、その後も」くらいは思うのかも。
でも、地味子でモラリストな私は妻子持ちとは距離を置かせていただきます。
「ありがとうございます。お気持ち嬉しいです」
「ねえ、安斉さん。須賀には気を付けなよ?」
急に藤堂さんがトーンを変えた。
「えー、その時は俺を誘ってよ。社内に居ればさ」
「え……あはは」
「ここ、夜は飲み屋なんだ。つまみも旨いから、夜のお誘いでもいいよ」
藤堂さんは邪気なく言う。
モテ男さんって、こうやって無意識に相手を懐に入れちゃうんだな。
うまいっていうか、すごいっていうか。
私がミラクル未経験女子じゃなかったら、「あ、イイ感じ。今度は夜も誘っちゃおうかな。飲みも、その後も」くらいは思うのかも。
でも、地味子でモラリストな私は妻子持ちとは距離を置かせていただきます。
「ありがとうございます。お気持ち嬉しいです」
「ねえ、安斉さん。須賀には気を付けなよ?」
急に藤堂さんがトーンを変えた。