仕事しなさい!
20:45。
入力終わり!
私は退勤をクリックして、パソコンの電源を落とした。


「ねえ、倫子さん、この前の日曜日の俺どうでした?」


私の仕事が終わったと見て、須賀くんが話しかけ始める。


「無理矢理キスとかしなかったでしょ?イイ彼氏だったでしょ?」


「はいはい、そうだね」


「ああいうデート、たくさんしましょうね。デート馴れしとくと、新しくメンズと知り合っても楽ですよ」


「お気遣いどうも」


私がブラインドを閉めていると、須賀くんが前に回り込んできた。


「せっかく、好青年風に接してるのに。あんまり冷たいと、俺にも考えがありますけど?」


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