仕事しなさい!
「見てましたよ、お花もらったとこ」
須賀くんが私の手にある花束を指す。
「ああ、たまにね。くれる人がいるの。お菓子の差し入れとかなら、みんなで分けちゃうけど、お花は分けづらいから私がもらっちゃった」
お店の席につくと、店員さんが気を利かせてお花をエアコンが当たらないところに預かってくれた。
須賀くんが言った。
「いいんじゃない?あの人、倫子さんにあげたかったんだと思うし」
「そんなことないよ」
「今日の指さし。あれ、前にあの人にもやったことあるでしょう?」
須賀くんは好奇心を含んだ声音だ。
私は思い出してみる。
そんなこともあったような。
でもこの振り、恒例だからなぁ。
何人にもやってるわ。
須賀くんが私の手にある花束を指す。
「ああ、たまにね。くれる人がいるの。お菓子の差し入れとかなら、みんなで分けちゃうけど、お花は分けづらいから私がもらっちゃった」
お店の席につくと、店員さんが気を利かせてお花をエアコンが当たらないところに預かってくれた。
須賀くんが言った。
「いいんじゃない?あの人、倫子さんにあげたかったんだと思うし」
「そんなことないよ」
「今日の指さし。あれ、前にあの人にもやったことあるでしょう?」
須賀くんは好奇心を含んだ声音だ。
私は思い出してみる。
そんなこともあったような。
でもこの振り、恒例だからなぁ。
何人にもやってるわ。