身長差カップルのあるある…ふたりでお布団
「眠れへんのか?」

「うん。なんか目が冴えてしまってん」

「そっか。無理に寝ようとせんでいいけど。目だけでも瞑っとき」


シィ君はそういうと、今度は体ごと抱きしめてくれた。

彼の鎖骨の少し下。
そこにピタってわたしがはまる場所がある。


「うん……そうする」


――トクントクン

鼓動を感じながら、わたしはそっと目を閉じた。

なんだろ……すごく安心する。


さっきまではすっかり目が冴えて眠れそうもなかったのに、わたしが意識をなくすのにそう時間はかからなかった。

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