ケータイ小説は小説か?
ケータイ小説は小説か?
かつては、自分たち、同世代の狭い世界でしか、作品を発表し、共有する場しかなかった。
それが、インターネット網、携帯電話やスマートフォンの普及に伴い、発表の場が、ウェブ上にまで広がった。
個人サイト上での発表や、それらをリンクしたサイトとかですね。
そして、更に、それが発展し、誰もが簡単に、自分の作品を発表し、共有し、読者と双方向のやり取りをできる場が作られた。
それが、ケータイ小説です。
偉い大人は言います。
●ケータイ小説は小説ではない●
では、私は聞きたい。
「あなたは、中学生の頃から、高校生の頃から、今のような完璧なモノを書けていたんですか?」
と。
もし、そうだと言うのであれば、「そりゃ、失礼しました」と言うしかありません。「あなたはきっと、世界に一握りしかいない天才なのでしょう」と。
でも、多くの普通の人は、最初、誰もが、未熟な、成長途中の、ただ小説が好きで好きで、書きたくて、誰かに読んでもらいたいだけの、アマチュアです。