ケータイ小説は小説か?
そして、誰もが、書いて書いて、学んで、書いて、読んでもらって感想をもらって、学んで、また書いて……書き続けて、少しずつ腕を上げていきます。
文章技巧しかり。
ストーリー作りしかり。
心理描写、情景描写も同じです。
誰もが、最初から、完璧でなんてなくて、たくさんの作品を書く途上で、誰かのアドバイスを得たり、本を読んで勉強したりし、少しずつ、より完成された形になっていくんです。
だとしたら、その研鑽の場が、ケータイ小説市場で何が悪いのでしょう?
ケータイ小説は小説ではない?
いいえ!!
そんなことは、絶対にあり得ません!!
声を大きくして言いたい。
ケータイ小説は、小説です!!!
年齢問わず、プロアマ問わず書かれている。
ただ、それだけで、小説ではないと言い切る乱暴な人に言いたい。
あなたは、本質を見誤っている!
これは小説とも、マンガとも違う新しい文学だ。
そういう人もいる。
確かに、書籍ではなく、携帯、スマホ、パソコンのブラウザを通して読むという特性上、新しい要素はある。
従来にない、横書き、大量の改行、行頭の字下げがない等々、書き出したらきりがない。
でも、そんなの、媒体が変わったから副次的に起こった、小さな変化にすぎません。
源氏物語の原典と今、書店で売っている小説を比べて、源氏物語は小説じゃないと言うようなものだと思うんです。