私の片割れが隣の片割れに盗られた次の日、私はもう1人の片割れに告られた。
*片割れが危ないです。
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(奏太が何か志乃に言ったのかな…?)
(いやいや、志乃……?)
「……うーん……」
『おーい、片山ー??
そこで百面相した片山ー?平気かー?』
先生が私の名前を呼んだ。
あ、そういえば授業中だった…!
「すいません!聞いてます!!」
『いや、聞いてないでしょ?
まぁ、次から聞いといてねー?』
先生は諦めたように私から目を離した。
私もノートに目を移す。
けど、やっぱり2人のことが離れない。
私って何か出来るのかな……?