私の片割れが隣の片割れに盗られた次の日、私はもう1人の片割れに告られた。


蒼の顔はまだ真っ赤

可愛くて仕方ないや


ぐいっ


「あ……」


離された………


『あのなぁ…………オレのこと、からかいすぎだぞ志穂……』


はぁ……とため息をついた


別にいいじゃん。私のこと好きなら


「本当に私のこと好きなんだ?」


『うっせぇ………』


言葉使いも少し荒くなった蒼はただ一言


「行くぞ」って私に言った



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