私の片割れが隣の片割れに盗られた次の日、私はもう1人の片割れに告られた。



『志穂パスっ!』


「へ?」


ドンッていう鈍い音が耳元で響いた


パスに気づかなかった私は顔面からボールに当たった


「いったぁ……」


『平気?!志穂!!』


「平気平気~」


でも、おでこに当たったらしくて頭が痛い


あー、やっちゃった


その時チャイムが鳴った

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