星の砂
そして、明日が来て女の子と男の子は砂漠に来ました。
どこまでも続く砂の大地。暑い空気で女の子からは汗が噴き出ます。でも、男の子は汗をまったくかいていませんでした。
女の子はそんな男の子を羨ましく思いましたが、目的である『星の砂』探しを始めました。
あっちを探してこっちを探して。
熱い砂の中に手を突っ込んでかき回しました。でも、どこを探しても見つかりません。
熱さに堪えかねて、女の子は近くにあった大きなオアシスに手を突っ込みました。ついでに足も冷やそうと足もオアシスに突っ込みます。
ついでに熱くなった頭も冷やそうとオアシスの中を進み始めました。でも、それが間違っていたのです。
オアシスの中央はいきなり深くなっていて、女の子は水の中に溺れてしまいました。必死に泳ごうとしますが、なかなか前に進みません。
もう駄目だと思ったとき、オアシスの中に飛び込んで行く男の子が見えました。でも、女の子はとうとう限界になってしまい、意識を失ってしまいました。