【短】 幼なじみのアノ彼



パコンッ




「ふぇ?」




振り向くと先生が
教科書を持って立っていた。




「永瀬ー授業聞いてないだろう」




『はい』




「『はい』って…
何見てんだー?」



先生がグラウンドを見ようとする。




『なっなにもないですよ』



キーンコーン―…



チャイムが鳴った。
助かったよー。




「お、なっちまったな
じゃあ終わりー」











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