【短】 幼なじみのアノ彼
『えっ』
慌ててグラウンドを見る。
『いない…』
(まぁ、授業終わっちゃったしね)
ポジティブに考えようとすればするほど
悲しくなってくる。
グラウンドにはサッカーボールが
1つ転がっていた。
「すずー」
『華ちゃーん』
「あんた
なにしてんのー
ま、なんとなく予想はついてるけど」
『う〜…』
この子は深山華ちゃん、
中学のときからの友達で親友。
綺麗な黒のストレートロングに
美人で背も高い。
優しくてかっこよくて
頼りになる華ちゃん。