運命の二人~白と黒の物語~
お勉強
「おはようございます。リリー様。」
マーサの元気な声で凛々は目が覚めた。
(時間はいつも暗いから分からないけど)マーサが起こしに来るのだから、きっと遅い時間に違いない。
「私っていっつも寝てるよね。」
恥ずかしそうに凛々が言うと
「いいえ。寝坊なんてしてませんよ。今日からお勉強を始めると聞いてますので、早めに起こしました。」
え?
「勉強???」
「はい。」
マーサは相変わらず手を動かしたまま答える。
「リリー様は魔界の事や、この世界の事を忘れていらっしゃるから何かとご不便があるだろうと、バルゴ様が提案なされて。お聞きになってませんか?」
…お聞きになんてなってませんとも!!
あんの男!絶対にいやがらせに決まってる!
マーサの元気な声で凛々は目が覚めた。
(時間はいつも暗いから分からないけど)マーサが起こしに来るのだから、きっと遅い時間に違いない。
「私っていっつも寝てるよね。」
恥ずかしそうに凛々が言うと
「いいえ。寝坊なんてしてませんよ。今日からお勉強を始めると聞いてますので、早めに起こしました。」
え?
「勉強???」
「はい。」
マーサは相変わらず手を動かしたまま答える。
「リリー様は魔界の事や、この世界の事を忘れていらっしゃるから何かとご不便があるだろうと、バルゴ様が提案なされて。お聞きになってませんか?」
…お聞きになんてなってませんとも!!
あんの男!絶対にいやがらせに決まってる!