運命の二人~白と黒の物語~
お茶の時間だけではない、食事の時間も、最近は勉強の時間も一緒にいたがる。


「君を見ていたいから、しょうがない。」

ジャスティスはそう言って涼しげな顔でお茶を飲んだ。


「(なっ)………。」

なに、その余裕な態度は。そのせいで落ち着かないのに!


何でそんなに見るの?優しくじっと。何か感情を込めた目で見つめてくる。まるで、私を好き…

その考えに凛々はみるみる赤くなった。


落ち着け私!気のせいだから!と、とにかくお茶を飲んで落ち着こう。


カップに手を添えると微かな震えがカップに伝わり、カチャカチャと鳴った。

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