運命の二人～白と黒の物語～

私はジェットの事をどう思っているんだろう。


ベットにボフンと勢いよく横になって、凛々は考え始めた。


考えてもよく分からなかった。
いつも優しく気遣ってくれるよね。
抱き締められる時も嫌じゃない。


あとは。

優しく笑う時の目が好き。夜の星空を見ているような目が。


声も好き。
低いけど心に届く、語りかけるようなあの感じがとても好き。


凛々は、はっと我に返った。


な、なに好きな所探してるのよ私は！


ドキドキしてきた。


私を抱き締めていた時、ジェットの鼓動が聞こえた。トクトクトクって、凄く早くなってた。
ジェットだって緊張してたんだよね。