運命の二人~白と黒の物語~
凛々は暫く地上球を眺めていた。


(もう、戻らなきゃ。)
涙を拭いて足取り重く、入り口の扉へ向かい始めた時、三つの珠のひとつである金色の珠が光った。


(光るの初めて見たわ。)規則性を持って光る珠を凛々はつい魅入ってしまった。


すると、突然光る珠に人物が映し出された。


「ジャスティス!ジャスティス·“D”リングレン!また、無視する気か?」


光の中の人物はかなり激しい口調で、辺りを見渡していた。


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