運命の二人~白と黒の物語~
レスターは呆れ顔から真面目な顔になった。


「…まさか。本当に何も聞かされていないのか?」


「…多分。」


凛々はそれ以上の答えは出来なかった。何を言われているのかも分からなかった。


初めの頃のように、だんだん腹が立ってきた。

(またなの?私の知らない事で、私を責めてくる。私が何をしたの?いい加減にして欲しい!)


凛々はキッとレスターを睨み付けた。


「な、なんだその目は。」
余りの気迫にレスターが狼狽える番となった。



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