運命の二人~白と黒の物語~
タロの寂しそうな顔に、私はその場から離れられずに、見えなくなるまで見送ってた。
「…あの時かぁ…。」
「どんな奴なんだ?」
武志が素早く聞いてきた。
えっと。ひかれないかな。
「…なの。」
つい、声が小さくなるよ。
「今なんて?」
武志がもう一度聞いてきた。
「あの、ね。飼っている犬を見送ってたんだよね。」
「はあ?」
武志は、目を丸くして私を凝視していた…。
「…あの時かぁ…。」
「どんな奴なんだ?」
武志が素早く聞いてきた。
えっと。ひかれないかな。
「…なの。」
つい、声が小さくなるよ。
「今なんて?」
武志がもう一度聞いてきた。
「あの、ね。飼っている犬を見送ってたんだよね。」
「はあ?」
武志は、目を丸くして私を凝視していた…。