運命の二人~白と黒の物語~
ジャスティスは腕を組み黙って凛々の話を聞いていた。暫くして

「誰が君にその事を?」

とあくまでも冷静な態度に凛々は腹が立ってきた。


「誰だっていいでしょ?あなたより親切な人だってことは確かね。」

凛々はプイと横を向いた。


ジャスティスは黙っている。凄く怒ってるに違いない。
けど私だって怒ってるんだから!怒る権利はあるもん!


ジャスティスの方から黒いオーラが流れてくるような気がした。


気まずさに耐えきれなくなり、帰る、と小さく言うと部屋の方向へ歩き出した。


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