運命の二人~白と黒の物語~
凛々が愛しい者を見つめる時の姿は、遠目から見ても、身体が疼くほど美しかった。
何度、見つめる相手が自分だったならと想像したことだろう。
私を見てくれ。私を愛して欲しいと何度、願ったことか。
怖がらせないように、逸る心を押さえてきた。
そしてやっと、私に目を向けてくれた。そう感じた、あの時間は一瞬で消えてしまった。
何度、見つめる相手が自分だったならと想像したことだろう。
私を見てくれ。私を愛して欲しいと何度、願ったことか。
怖がらせないように、逸る心を押さえてきた。
そしてやっと、私に目を向けてくれた。そう感じた、あの時間は一瞬で消えてしまった。