運命の二人~白と黒の物語~
凛々が思った通りの反応をした事に、ジャスティスは気をよくして、満足そうに微笑んだ。


「これはウルフファングという妖獣だ。とても賢いので、飛行部隊として訓練しているのだ。」


そういって側にいる大きな一頭の頭をなぜた。


ウルフファングと呼ばれた妖獣はジャスティスの手に頭を刷り寄せた。


(うわぁ。こんなに大きくて、狼そっくりなのに、何て穏やかな動物なんだろう。)


もともと動物が大好きな凛々は目の前にいる獣に見とれていた。



< 227 / 453 >

この作品をシェア

pagetop