運命の二人~白と黒の物語~
「ごめん。ごめんねリリー。僕が悪かった。許してくれる?」


リードは慌てて覗き込むように私を見て、ね?と言った。


「分かったわ。じゃあ教えて。」


リードはちょっと黙ってから、話始めた。


「あの、あのさ。リリーは僕の事好きだよね?」

「え?」
全く予想していなかった質問で言葉に詰まる。


「僕とずっと一緒にいたいって思う?」


ああ。この質問なら分かる。
「うん!ずっと一緒に遊びたい!」


リードは赤くなりながら「僕も…。」と言って俯いた。


わあ!リードも同じなんだ!嬉しい!


私はこぼれんばかりの笑顔を向け、リードの手を両手で握った。


「ずっと一緒にいてね!」


俯いていたリードは、何かを決心したように顔をあげた。私と違って真面目な顔をしている。


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