運命の二人~白と黒の物語~
「…本当にずっと僕と一緒にいたいって思う?」


「うん!」


「じゃあ、じゃあさ、僕と一緒に行こうよ。」


今度はリードが手をしっかりと握ってきた。


「何でリードと一緒にいくの?どこへ?」


「…実は帰らなきゃいけなくなったんだ。場所は…言えない。
でも、考えたんだ。どうしたらリリーと一緒にいられるかって。」


リードはにこにこしながら続けた。


「僕の家で一緒に住めばいいんだって。いいアイデアだろ?僕の家は部屋が沢山あるから問題ないよ!」


リードの話を聞いているうちに私は涙が出てきた。


「リリー。どうしたの?泣かないで。」


リートが肩を抱く。



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