運命の二人~白と黒の物語~
まぁ、最後に結論出すのは凛々だから。と言って二人は帰っていった。


正直、良く分からない。武志とは確かに気が合う。話しやすい。


だけど、ドキドキはしない。

タロとこうして過ごす時間は、愛情に満ちてるのが分かる。誰にも分かってもらえないけど。
お互い、生まれる種族を間違ったとしか考えられない。

クゥン。タロが心配そうに鼻を鳴らした。


「大丈夫だよ。でも良く考えなくちゃね。」


1週間も考えるの気が重いなぁ。

しかし時間はあっという間に過ぎ、約束の日がきてしまった。





< 25 / 453 >

この作品をシェア

pagetop