運命の二人~白と黒の物語~
う゛ぅ。二度とあんなのはごめんだ。


思い出した途端、ぶるぶるっと身体に震えがきた。


毎日、結界の側を歩いて出口を探しているうちに、ひらめいた。


そうか!破れた所なんてないんだから探しても無理なんだ。
ようは、触れない程度の“穴”があればいいんだ!


凛々は結界に触れないように手を伸ばし、実験してみた。


「やったあ!出来た!後はこれを大きく出来れば…」


凛々は何度も試した結果、ついに“穴”をあける事が出来るようになった。



これでいつでも行ける。

準備は出来た!



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