運命の二人~白と黒の物語~
何だか靴の裏がビリビリする。


嫌な予感がして、心臓が早く打ち始めた。


ビリビリとした感じが、振動だと気づくのには時間がかからなかった。


振動は規則的に起きていて響きかたは大きくなっていく。


凛々は恐くて、身体を固くしていた。


いきなりウルフファングが姿勢を低くして、ヴウヴヴと唸り始めた。



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