運命の二人~白と黒の物語~
「んんっ。」


息が出来ない。苦しくて「離して」と胸を叩くが、びくともしなかった。


息苦しさで、徐々に身体から力が抜ける。


結果的にはキスを受け入れる形になり、ジャスティスの口づけはどんどん深く、情熱的なものになっていった。


凛々は頭がクラクラしてきた。


もう立っていられない。そう思ったとき、ジャスティスがようやく唇を離した。


凛々は立っていられず、思わず彼の服に掴まると、ジャスティスは凛々の腰に手を回し、身体を支えた。


凛々がジャスティスを見上げると、真剣な顔で凛々を見つめていた。


「君を愛している。」


一歩も引かない表情と声色で凛々に想いを伝えてくる。


「私の伴侶としてずっと、隣にいて欲しいんだ。」

凛々はジャスティスが本気なんだと分かった。


「…ずるいよ、こんなの…。」


凛々が消え入りそうな声で呟いた。




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