運命の二人~白と黒の物語~
凛々は立ち止まった。


凛々の背中にジャスティスは語りかける。


「君が認めなくとも、記憶がなくても、この事実は変わりはしない。
凛々が私を受け入れないかぎり、世界は滅びる事になる。」


凛々は振り向かずに答えた。

「…。そんなこと私は知らない。何故私でなければいけないの?

…じゃあ、今、魔界がおかしくなっているのも、天界がなくなりそうなのも、全部私のせい?
みんな私に何を期待してるの?私は、私は…」


ジャスティスは凛々の言葉を黙って聞いていた。



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