運命の二人~白と黒の物語~
凛々がいくら抵抗しようとあがいても結局、いつもここに戻ってきてしまう。


運命が私をここに戻してしまう。


凛々が振り向くとジャスティスがこちらをを見ていた。その目は同情に溢れていた。


何だか腹が立ってきた。
「あなたは嫌じゃないの?生まれた時から全て決められて。
わ、私の事だって本当は好きじゃないくせに!お互い迷惑な話よねっ!」

プイと横をむく。何故だかいつもみたいに涙は出てこなかった。


いつも頭をよぎっていた疑問だったからかも知れない。


私の事好きだなんて、思い込んでるだけなんだから……
< 300 / 453 >

この作品をシェア

pagetop