運命の二人~白と黒の物語~
「リリー・ルゥのどんな事?」


凛々は言葉に詰まってしまった。
そうだよ。私は、リリー・ルゥの何を聞きたかったんだろう。
何故かここに来たら解決法が見つかるって思ってて。


「今朝、リリー·ルゥが私の所に来て。私、怒らせてしまったの。リリーは何かを自分でするって言ってた。だから。
…ここに来たらリリー·ルゥがしようとしてることが分かるんじゃないかと思って…」


最後は尻窄みにモゴモゴになってしまった。


「それは凛々も聞いたんじゃないの?この世界の消滅だよ。」


タロは迷いもなく言った。





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