運命の二人~白と黒の物語~
「リリー・ルゥはもうどこにもいないんだよ。“存在しないもの”になったんだ。」
タロは言った。
“存在しないもの”?それってどういう事なんだろう。
「凛々には分からないみたいだね。リリー・ルゥはね。地上界と契約したんだ。何故だか分からないけど、地上界のお気に入りなのさ。」
タロは続けた。
「“存在しないもの”それは地上界でも特別なものにしか与えられない。選ばれたものだけがなれるもの。
どこにも存在せず、どこにも存在するもの。」
話を聞いても凛々にはよく分からなかった。
タロは言った。
“存在しないもの”?それってどういう事なんだろう。
「凛々には分からないみたいだね。リリー・ルゥはね。地上界と契約したんだ。何故だか分からないけど、地上界のお気に入りなのさ。」
タロは続けた。
「“存在しないもの”それは地上界でも特別なものにしか与えられない。選ばれたものだけがなれるもの。
どこにも存在せず、どこにも存在するもの。」
話を聞いても凛々にはよく分からなかった。