運命の二人~白と黒の物語~
それを察したのか、タロはもう少し噛み砕いて話してくれた。


「凛々はリリー・ルゥに会ったよね?手とか触られても感触はあったでしょ?でもずっと一緒にはいられなかったはずだ。“存在しない”からひとつの世界に長くは留まる事は出来ない。」


「何でそんなものに…」

「さっきも言ったと思うけど。復讐のためさ。」

タロは事も無げに答える。




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