運命の二人~白と黒の物語~
「城の結界が急に消えたので驚いて、ジャスティス殿下を探していたのですが。
…あの禍々しい闇のかたまりはいったい何ですか…」
バルゴはおぞましい物を見るように、辺りに広がっていく邪気を帯びたオーラに眉間にシワを寄せ、目を細めた。
凛々は本当の事を言うか一瞬迷ったが、腹心の部下のバルゴならと伝えた。
「あのオーラが、世界を破滅させるものなの。…そして、あの中心にいるのが…ジェットなの。」
「な、なんだとっ!ジャスティス殿下はオーラの中に自ら飛び込まれたのですかっ!」
今すぐにでも助けに行こうとするバルゴを必死に引っ張って止めた。
「待って!違うの!止めに行ったんじゃないの。ジェットが、ジェット自身が…世界を破滅させるものなの…」
「まさか!そんなことがあるわけがない!…リリー・ルゥ嬢。そんな嘘で我々を騙そうなどと…」
凛々に掴みかかろうとするバルゴの間に割って入ったのはマーサだった。
…あの禍々しい闇のかたまりはいったい何ですか…」
バルゴはおぞましい物を見るように、辺りに広がっていく邪気を帯びたオーラに眉間にシワを寄せ、目を細めた。
凛々は本当の事を言うか一瞬迷ったが、腹心の部下のバルゴならと伝えた。
「あのオーラが、世界を破滅させるものなの。…そして、あの中心にいるのが…ジェットなの。」
「な、なんだとっ!ジャスティス殿下はオーラの中に自ら飛び込まれたのですかっ!」
今すぐにでも助けに行こうとするバルゴを必死に引っ張って止めた。
「待って!違うの!止めに行ったんじゃないの。ジェットが、ジェット自身が…世界を破滅させるものなの…」
「まさか!そんなことがあるわけがない!…リリー・ルゥ嬢。そんな嘘で我々を騙そうなどと…」
凛々に掴みかかろうとするバルゴの間に割って入ったのはマーサだった。