運命の二人~白と黒の物語~
打ち付けられた身体に痛みが走る。


「うぅ…。イッタ…」


痛みに震えながら身体を起こしてジャスティスを見ると、怒りをあらわにしたジャスティスがこちらを見ていた。


「君は。私の心の中にまで現れて苦しめようと言うのか?何度拒絶したら気が済むんだ?…私に触れるな!」

「ジェット…」


「…私を独りにしてくれ…。届かぬ思いを抱えたまま生きていくのは、つらすぎるんだ。これ以上苦しめないでくれ…」


ジャスティスの瞳が涙に濡れていた。


「…苦しいんだ…君が本物の凛々だと言うのなら…。どうか私を救ってくれ…お願いだから。」


ジャスティスは両手で顔を覆って、肩を震わせた。





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