運命の二人~白と黒の物語~
そして。


凛々は理解した。


私にとって闇が必要であるように、ジェットにとって光が必要なんだ。


決して自分では生み出せないもの。


魔界にただひとつの光。

それが私。


お互いに闇と光を分かち、与えることで繋がっている。


どちらが欠けても存在できない。


それはこの世界の摂理と同じ。


私達は世界そのもの。



それが。


“B”と“W”の契約。






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