運命の二人~白と黒の物語~
ジャスティスは凛々を自分の隣の玉座に座らせると、自分自身も座った。

頭をゆっくりと回し、辺りを見回してから話し出した。


「今日は急な呼び立てにも関わらず、皆が快く集まってくれたことを嬉しく思う。
諸国の王達よ、そしてレスター・ゴードン。永きに渡り心配をかけてすまなかった。
そして。いつも私を支えてくれる皆もよくここまで耐えてくれた。礼を言う。」


ジャスティスの静かな語り口に辺りはしんとなり、皆が王の話に耳を傾けていた。








< 430 / 453 >

この作品をシェア

pagetop