運命の二人~白と黒の物語~
「悪いが、これからしようとしている取り引きは神聖なものなんだ。だからこそ、珠に承認してもらう必要がある。力がコントロール出来ないなら仕方ない。取り引きは今度にしよう。」
「どう言うこと?」
「話を聞くのか?」
ジャスティスはあくまで凛々の意思で進めたいらしい。
(私のほうが不利なのに私に決めてなんて。腹立つ!)
「…いいわ。聞くわ。」
凛々が横を向いて返事をするとにっこり微笑んでジャスティスが言った。
「では、始めよう。」
「リリー・ルゥ・“W”・ゴードン。当初の契約により、地球に属した魂を返そう。ただし、この魂が癒され、地球に戻れる状態になった時に。貴女の手で。
これでいいな?」
思ったよりもまともな内容に少し肩透かしされた気分だったが凛々はコクンと頷いた。
「では。取り引きの条件として、君には記憶を取り戻してもらう。その儀式に参加する。いいな。」
「…記憶を取り戻すだけでいいのね?」
疑いの眼でジャスティスをみたが、相手はにっこりとして「ああ。」と頷いた。
「私は、地球に帰れるのね?」
「…地上界が許すなら。」
凛々は暫く考えた。
この取り引きは私に不利じゃない?
私が地球に帰れる保証はない。そしたら私は、ここにいなければいけないの?
「その取り引きには応じられないわ!ずるいよ!私を必ず地球に返すと約束して!」
凛々の決心は固かった。
私は、帰る!タロと一緒に。
絶対諦めない!
「どう言うこと?」
「話を聞くのか?」
ジャスティスはあくまで凛々の意思で進めたいらしい。
(私のほうが不利なのに私に決めてなんて。腹立つ!)
「…いいわ。聞くわ。」
凛々が横を向いて返事をするとにっこり微笑んでジャスティスが言った。
「では、始めよう。」
「リリー・ルゥ・“W”・ゴードン。当初の契約により、地球に属した魂を返そう。ただし、この魂が癒され、地球に戻れる状態になった時に。貴女の手で。
これでいいな?」
思ったよりもまともな内容に少し肩透かしされた気分だったが凛々はコクンと頷いた。
「では。取り引きの条件として、君には記憶を取り戻してもらう。その儀式に参加する。いいな。」
「…記憶を取り戻すだけでいいのね?」
疑いの眼でジャスティスをみたが、相手はにっこりとして「ああ。」と頷いた。
「私は、地球に帰れるのね?」
「…地上界が許すなら。」
凛々は暫く考えた。
この取り引きは私に不利じゃない?
私が地球に帰れる保証はない。そしたら私は、ここにいなければいけないの?
「その取り引きには応じられないわ!ずるいよ!私を必ず地球に返すと約束して!」
凛々の決心は固かった。
私は、帰る!タロと一緒に。
絶対諦めない!