レインボーカラー【短編集】
だめ。ってそんなこと言われたら…
もっと見たくなるんだよ?
「洸くん。かわいい。」
ふと、こぼれた本音。
あらあら、また真っ赤になっちゃった。
「ほんと…馬鹿じゃないのっ。」
「そんな事言うなら手 離してください。」
「やだ。」
あれですか。ツンデレというやつですか。
「あー。もぅ何なんだよ。」
あれ?いつもの調子に戻っちゃった。
というよりか、怒ってる?
「何がっ「1人でテンパってんじゃん。俺
志乃ちゃん ドキドキとかしねーの?」
それを聞いちゃいますか。そんなの
「してるに決まってるじゃん。」
「そっか。心配して損した。」
今日はいつも大人な年上彼氏の余裕を
壊してしまいました。